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【経験者談】DTPオペレーターは未経験で出来る?きついと言われる理由と必要スキル、コミュ障に向いているかについて

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この記事を読んでくださっている方は、DTPオペレーターになりたいと思っている、又は現在未経験だけどDTPオペレーターの求人に応募する事を検討している方だと思います。

世の中には様々な職業がありますが、DTPオペレーターというのはあまり耳馴染みがありませんよね。

検索してみると、「きつい」「やめとけ」といった言葉が出てきますし、あまり経験談というのも見かけません。これからDTPオペレーターを目指そうと言う方にとっては不安も多いことと思います。

これを書いている管理人は、

DTPオペレーターとして5年間勤務し、現在は印刷のお仕事からは離れている身です。

そしてかくいう私も、DTPオペレーターになる前はこの仕事の内容がよく分からず、不安で色々と調べたりしたものの有益な情報は得られませんでした。

この記事を書いているのは、その時の自分と同じような状況にある方のお役に立てればと思い立ったかたためになります。

この記事では、当時私が知りたかった、具体的な業務内容や苦労、必要なスキルなどを書いていきたいと思っています。
これからDTPオペレーターになりたいという方の参考になれば幸いです。

 

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DTPオペレーターは未経験でも出来るのか?

結論から言いますと、DTPオペレーターは未経験でもできます。

それはDTPオペレーターの業務は教えてもらえば誰にでも出来る事であり、採用の際に専門ソフトが使えるかが考慮される事は多いですが、それらを使った業務経験がなくても仕事をする中で時間をかければ業務で使用できるレベルになれるからです。

しかし応募する会社によって条件が変わってくるため、未経験でも採用されるかという疑問に対しては肯定できないと思っています。

DTPオペレーターに応募する際に注意しておきたいポイントとして、以下のようなことがあります。

・応募先の企業によって求めているスキルのレベルが違う
・未経験OKと記載があっても、経験者が応募してきた場合は未経験者の採用優先度は低い
・人材不足で人を集めるために「未経験OK」と書いている場合もあり、先輩社員が忙しいと十分に教育されないまま仕事をさせられる可能性もある

誰でも最初は未経験ですし、DTPオペレーターとして働いてみたいと思った時に条件のいい企業が見つからず、足がかりとして「未経験でも積極採用」という所に応募する事もあると思います。

この場合、

「十分な教育体制ができているので未経験でも採用しようと思っている企業」と、

「人が足りなく、求人を出しても人が来ないので未経験OKとしている企業」の2種類

があると思いますが、管理人の場合はこの二つの混合タイプでした(^^;)

後者のタイプの職場に就職した場合、早々にやめたくなってしまうような環境である事も考えられますので、

もし「未経験OK」のDTPオペレーターに応募をする際は、応募先の企業に勤める社員の口コミなどは必ずチェックしてみて下さいね。

苦労する事も時に必要ですが、必要以上の苦労をする事は事前のサーチである程度避けられます!

また、転職サイトであれば経験豊富なアドバイザーからの適した企業選びや面接対策などの支援が受けられ、「採用されたけど、思っていた環境と違った…」といったマッチングが避けられる確率が上がり安心ですので、是非ご一考下さい。

転職サポートのプロに出会える【転職エージェントナビ】

また、熱意がある、応募先の企業の社風とマッチした人柄であるなど、未経験であっても採用担当の方の心を動かす印象を与えられれば、経験者よりも優先して採用される可能性が大いにあります。

なので、面接の前には準備をしっかりして臨んでみて下さいね。

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DTPオペレーターに必要なスキル

illustrator、Photoshopなどデザイン用ソフトの操作経験

DTPオペレーターに必要なスキルは、「illustrator、Photoshopが使える」ということが基本となってくると思います。

この記事を読んでくださっている方であれば、ここはクリアしているという方も多いのではないでしょうか。

逆に言いますと、illustratorもPhotoshopも全く触ったことがないという状況であれば、ちょっと厳しいと思います。

応募資格にこれらのソフトの使用経験を記載しているDTPオペレーターの求人がほとんどだと思いますので、職業訓練で一通りの操作を経験してみるのも良いと思います。
こちらのブログで職業訓練で学べるillustrator・Photoshopについて詳しく解説されていましたので、ご興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。

また、応募先企業によってはInDesignなどのレイアウト用ソフトが使用できる事を求められる事もあります。

Adobe製品「illustrator、Photoshop、InDesign」の3つを操作できれば、応募の際に有利!

ちなみに、管理人は「学校で習ったことがあり、趣味で使用」レベルで入社しました。
仕事で使えるレベルではなかったですが、入社後実務の中で覚えていきました。

illustratorには本当に多彩な機能がありますが、仕事で使う機能はほんの一握りでしたので、今でも使いこなしていた訳では無いと思っています。

デザイナーでなければ多くの機能を使いこなす必要はなく、現時点で自信が無くてもDTPオペレーターの仕事には問題なく対応できるようになると思います。

 

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スケジュール管理が出来る

DTPオペレーターは一度にいくつも異なる納期の仕事を抱えて作業を進めるため、それぞれの仕事が納期に間に合うようスケジュールを管理する能力も求められます。

「これは加工に時間がかかるから、納期はこの仕事より後だけど先にデータを終わらせよう」
「検品が大変なものは、一番先に終わらせて何かあったときリカバリーする時間を確保できるようにしよう」

などと考えながら、並行して仕事を進めます。

DTPオペレーターの仕事の後にも作業をする人間がおり、納期を守らなけば色んな場所に迷惑が掛かってしまうため正しいスケジュール管理が出来ることは必須ですが、これも仕事をする中で上手くできるようになっていきます。

「マルチタスクの管理が得意」という強みがある方は向いている、活かせる部分だと思います!

 

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細かい部分まで気を付けて確認作業が出来る

DTPオペレーターは、デザインデータを受け取って出力用に調整する作業を行います。

管理人の場合は施工に必要な分だけ絵柄に延長部分を作ったり、原寸のサイズが分かるよう印をつけたり、色々と元のデータをillustrator、Photoshop上でいじる必要がありました。

当たり前ですが、受け取ったデータのデザインが出力時に変わっていてはいけないので、
調整工程で誤ってオブジェクトを移動させてしまったり、細かいパーツであっても消してしまったりすることが無いよう、気を付けなくてはなりません。

調整に手間がかかるデータほどこういったミスが起きやすいので、管理人はデータを仕上げるまでの中に3回ほど絵柄と指示書の確認工程を設けていました。
(優秀な方はこんな事をしなくても間違いのないデータを作っていたので、管理人独自の方法です(^^;))

これが出版物に関わるDTPオペレーターであれば、受け取った原稿と仕上がりに一言一句間違いがなく、かつ指示された仕様通りのデータを納品する必要があるため、同じように繊細な確認作業が必要になると思います。

他にも、一つの仕事を仕上げる中で気を付けるべきところはいくつもあり、石橋をたたいて渡るように注意深く仕事を進める事が必要になります。

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DTPオペレーターの業務内容

業務内容ですが、管理人の勤めていた会社ではデザイン業務はありませんでしたので、デザインに関連した事は説明できない事をご了承いただければと思います。また、企業によってもDTPオペレーターの仕事には違いがありますので、一例として参考にしていただければ幸いです。

管理人の場合デザインはクライアントから送られてきたものを使い、職人の方がお店の外装施工などの時に使用できるよう、データを調整してプリンターで出力→納品することがお仕事でした。

管理人の行っていた業務内容は、簡単に説明すると以下のようになります。

・プリンターのメンテナンスと出力操作
・illustratorとPhotoshopを使った出力データ作成
・ラミネーター、断裁機などを使った加工作業

1. 営業がとってきた仕事を指示書と共に受け取る
2. 使う印刷媒体、データや納品物の加工仕様を確認
3. 納期に間に合うように作業を進める

このような流れで業務を行っていました。

仕事は多い時は一度に何件も抱えていて、それぞれに出力量や指定のプリンターが違うため優先順位や一日の作業工程の組み立てが大事でした。

出力工程では出力量に応じてそれぞれ異なる所要時間があるため、沢山の仕事をこなすためにデータを作る時間を短縮する必要があり、illustratorでショートカットが使える事は必須事項となっていましたが、

管理人も未経験でDTPオペレーターになったため、最初はショートカットキーなど一つも知りませんでした。

業務を通じて徐々に覚えていった形です。
新人にソフトでのデータ作成についてきちんと教えてくれる+新人がショートカットキーを覚える事に時間がかかる事を理解してくれている職場であれば、この点は心配いらないのではないかと思います。

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DTPオペレーターはコミュ障に向いている?

DTPオペレーターの業務は一人で黙々と進められる工程もありますが、ある程度周りと連携して進める部分もあり、人とコミュニケーションをとらない仕事ではありません

確認作業の大切さについても触れた通り、間違いがあってはいけない仕事なので、

人と作業をする時は、色々相談と共有をしながら進めていきます。

なので、仕事で全く人と関わりたくない方にとっては希望に合わない部分は出てくると思います。

ただ、接客業や営業職などに比べたら人と接する事は最低限です。

人と関わる事が苦手でも、仕事で必要な分だけと割り切れば快適な仕事と言えるかもしれません。

DTPオペレーターがきついと言われる理由

DTPオペレーター、印刷業界全般に言えますが、「きつい」という評判(?)はよく耳にしますよね。

これは否定できないと思います。

しかし、やりがいを感じる瞬間もあり、それだけではない部分もあります。

DTPオペレーターをやっている人が仕事を「きつい」と思う要素と、逆にやりがいを感じる部分も併せて紹介したいと思います。

 

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「きつい」と言われる理由

納期があるため、間に合わせるために残業する場面がある。人不足などで残業が常態化している場合も

・確認作業で一つ見落とすと重大な責任が降りかかるため、「間違うことができない」というストレスがある(次工程で社外に出たデータが既に出版物になっていた場合、全て破棄・回収になったりする)


・責任の重さや仕事の多さに疲れる。DTPオペレーターの年収は低い傾向があり、割に合わないと感じる人もいる

年収に関してですが、厚生労働省のデータではDTPオペレーターの年収の平均は約424万円となっています。

個人的な印象としては、もっと低いイメージです(^^;)

これはDTPオペレーターの仕事が孫請けになる構図が多いからではないかと思っています。
専門家ではないので、話半分に聞いていただければと思いますが、

例えば、「こういうデザインのものを作りたい」と思った企業が、デザイン会社に発注をし、デザイン会社がDTPデザイナーの勤める印刷会社に出力依頼を降ろす、ということになり、

大本から離れるほど、一案件で得られるお金は少なくなっていきます。

身を削って納期に間に合わせる事もあり、勤める会社によりますがお給料が少ないと「なんでこんな事してるんだろう…」と思う事もあると思います。

なので、DTPオペレーターの仕事に向いているのはどんな人かと聞かれたら、

「働いてみて、DTPオペレーターの仕事を好きだと思える人」が一番向いていると、管理人は思います。

 

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DTPオペレーターのやりがいや働く事のメリット

・自分が携わった仕事が形になり、沢山の人の目に触れる達成感がある

・難しさもあり特殊な仕事なので、手に職を付けられる


・印刷業界で働きたい人にとってはデザイナーよりもハードルが低いため入りやすく、次のステップを見据えてillustratorなどの業務使用経験を積むことも出来る

DTPオペレーターの仕事で一番やりがいを感じられるのは、自分が作り上げたものが形になっているのを目にした時だと思います。

管理人の場合はお店の外観に携わる事が多かったので、実際に自分が足を運んだお店で作ったものが使われていたり、

テレビで芸能人の方が訪れたお店の内装が、自分の仕事の成果物だったこともあります。

世の中に自分の携わった仕事が沢山ある、というのは、実際目にしてみるととても嬉しいものです(*^^*)

また、技術職でもあるため、もしも転居などで一度退職することになっても同業界なら再就職しやすいという点もメリットの一つです。

専門的なソフトを扱うこと、プリンターも家庭用のものとは違い大型で特殊なものを使うこと、専門用語が多いことなど、求人を出している側からしても教える事が少なくて済む経験者をとりたいと思っているはずですが、DTPオペレーターの経験者というのはとても少ないため求人を出してもまず応募してきません。

このご時世、職に困らないために「手に職をつけたい」と思う方は多いと思いますので、その点DTPオペレーターはオススメの職種です。

 

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最後に

いかがでしたでしょうか?

上述した通り、DTPオペレーターは未経験でも出来る仕事であり、illustratorとPhotoshop、InDesignを動かせる程度の経験があれば狭き門と言う訳でもありません。

「仕事内容が難しそう」と思う方もいるかもしれませんが、こればかりは個人の適正などに左右される部分ですので、迷っている方はまずは挑戦してみる事も大事ではないかと思います。

この記事が、DTPオペレーターを目指している方、今まさに応募しようか迷っている方の参考になれば幸いに思います。

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