2023年の紅白歌合戦で迫力の歌声を披露し、今年も初のワールドツアーを敢行することで話題の尽きない歌手のAdoさん。
今までカメラの前でパフォーマンスをする事はなかったAdoさんですが、昨年末はメディアで歌声を披露する機会もあり、生歌も上手すぎる!といった声も多く聞かれていました!
そんなAdoさんですが、2024年1月25日に自身のX (旧twitter) 上にて、
「コラボに対してマイナス意見を言ってる方やそれに賛同してる方々へ」
として苦言を呈する文章を投稿され、X上ではこれを受けて様々な意見が飛び交っています。
今日はこちらの投稿について、詳しい経緯やSNS上の反応などについてまとめてみたいと思います。
Adoさんが苦言を投稿するに至った経緯は?何があったの?
コラボに対してマイナス意見を言ってる方やそれに賛同してる方々へ
— Ado (@ado1024imokenp) January 25, 2024
私は私の好きな方や尊敬してる方とコラボさせていただいています。
それに対してマイナスの意見を持つのも構いません。…
投稿されたポストがこちらになります。
こちらで言及している出来事もX上で起きたことなのですが、Adoさんだけをフォローしているという方、後から騒動を知った方にとっては、何が起こっているのか分からない、という方もいるのではないでしょうか。
Adoさんの人物像について過去に取り上げたことがありますが、とても真っすぐな性格の方だと管理人は思いました。
Adoさんがこういった投稿をするのもおそらく初めてなので、声を上げざるを得ないような出来事があったのですね。
以下で、何が起こったのか経緯を説明していきます。
発端はコラボに対するファンの誹謗中傷ポスト
2023年9月17日に横浜アリーナで行われたAdoさんの全国ツアーライブ「マーズ」の中で、Adoさんと同じ事務所・クライドナイン所属である「吉乃」さんと「弱酸性」さんの二人のアーティストの方がコラボ出演されました。
この時3人で歌唱されたのがボーカロイド楽曲である「Ready Steady」という曲であり、その時のステージ映像がAdoさんのYoutubeチャンネルにて2024年1月23日に投稿、公開されています。
問題となる出来事はこちらのコラボに対する、Adoさんのファンを名乗る人物のX上のポストから起こったようです。
Adoさんがポストされた通り、コラボ先のアーティストの方に対してネガティブな感情をぶつけるポストをする人物がおり、そのポストに賛同する人や拡散する人が出始めた事を受け、
Adoさんが当該のポストを投稿する流れとなりました。
そしてご意見やご要望、改善していただきたい点がある方々はXで発信するのではなく、こちらに送ってください。 https://cloud9pro.co.jp/contact/
自由な意見と配慮に欠けた言葉を一緒にしないでください。
引用元:Ado公式Xアカウントより
ポストはこのような言葉で締めくくられており、本文には「マイナスな意見を持つ事は自由だが、それを本人に見える形で書いたり賛同・拡散する事は無神経で優しさも配慮もない事」といった趣旨の事が綴られています。
誹謗中傷ともとれる当該ポストをした方は、ファンに対しても失礼なリプライをしており、コラボに対して気に入らないという感情を持った事自体は咎められるものでないとしても悪質な行動をとっていたようです。
現在、削除されてしまったのか大本のポストを発見することは出来ない状態ですが、Adoさんのポストに賛同するもの、匿名での誹謗中傷について考えるものなどがリプライされ、様々な意見が飛び交っています。
コラボの背景
今回Adoさんのライブに登場した吉乃さんと弱酸性さんは、どちらもボーカロイドなどの曲をカバーする歌ってみた動画で知られる人物。
そして、吉乃さんは2023年1月、弱酸性さんは2021年に、Adoさんと同じ事務所・クラウドナインに所属されています。
吉乃さんと弱酸性さんは今回のライブが初めてのステージパフォーマンスだったという事で、AdoさんはX上で動画投稿の告知をされた際に言及もされており、お二人のファンの方にとってはまさに今回、満を持してライブでの姿を目にされた形になった事と思います。
3人とも「歌ってみた」の活動出身であり、ファン層が重なっている部分があってもおかしくないと思いますので、サプライズでの登場に嬉しい驚きを得た方も沢山いらっしゃったのではないかと思いました。
公開されました。https://t.co/msDjUIhzPx
— Ado (@ado1024imokenp) January 23, 2024
お2人はこちらが初ステージ、初ライブパフォーマンスです。それでこれがなんでできるんだよと言いたいですけども https://t.co/LbKFITXCCU
また、吉乃さん・弱酸性さんお二人へのコラボの申し入れはAdoさんから行ったものであり、Adoさん自身「コラボをお願いするのは自分がコラボ先へ好意を持っているから」だと明言されています。
基本的にコラボをしよう!と声をかけるのも、今回であればゲスト出演をお願いしたのも全て私の提案です。大好きだからお願いするのです。
— Ado (@ado1024imokenp) January 25, 2024
言わされているですとか利用されているですとか私の意思がないですとか、、今回の発信も、この発信も全て1000000%私の意思で発信しています。…
自分のライブで、好きなアーティストの方に誹謗中傷の言葉を向けられ、あまつさえそれが広がりを見せるという状況になれば、やはり「感じ方の多様性」の一言で済ませられる事態ではないですよね。
「どう感じるか」というのは誰からも侵害されるべきじゃない自由だけど、それを人に迷惑がかかる形で発信するのはまた別の問題になってくると思います!
SNS、ネット上の反応
ネットニュースなどにも取り上げられるほど、広がりを見せた今回の一件。
過去の事件などを経て近年ネット上での「匿名での誹謗中傷」は以前よりも問題視されるようになっており、今回Adoさんがハッキリとご自分の意見を発信されたことで多くの人の目に留まり、このことに問題意識を持つ人も多くいるようです。
以下でネット上の反応も紹介していきます。
X(旧twitter)での反応
出る杭は打たれます。
— ねこ🐈✨野良ねこ (@nekomzdao) January 25, 2024
ルサンチマンも必ず現れます。
「多様な意見」と「誹謗中傷」は違います。
全員にモラルとマナーと優しさを求めることは不可能かもしれませんが、こうやって大きな影響を与える事ができるAdoさんが発信してくれると本当に助かります。 ありがとうございます。…
これ相当怒ってるよ・・・
— らい@フォロバ100 (@wpaptgapdpu) January 25, 2024
普通に自分の好きなもの下げられたらむかつくよな
アーティスト本人がはっきりと意思を表されているところにAdoさんの信念を感じました。
— あつ|40代で20kg痩せた人 (@atsu_portal) January 25, 2024
歌・声だけでなく、人としても立派な方だと今回より一層感じます。これからも応援しています。
キライな人を批判するより、好きな人を応援する方に時間を使っていきたい。そう思います。
アドちゃんに意見するのは良いことでもあるけど、本来多様な意見って異なる考えや視点を含み、議論や理解を深める意味合いがあるんよね。
— makima (@makima0101) January 25, 2024
でも、今回問題になってるコラボ相手への誹謗中傷って攻撃的で傷つける意図があるんよね。…
Yahooニュースコメントなどネット上での反応
SNSのように誰が見てるかわからない、本人が知る可能性がある媒体での批判、否定意見の発信は控えるのがマナー。 信頼関係があるわけでもない相手になんで言えるのか。 思ったことを書く場所ではあるが、書いてる場所は渋谷の電光掲示板よりも見られるしそれに対して渋谷よりも多くの人の意見が飛び交う場であることを忘れてはいけない。
よく言った!素晴らしい!!
嫌うのもそれぞれ勝手であり、コラボ案件に関しては双方の配慮や意見の結果実現したコンテンツだとして短絡的に否定批判してしまうと少なくとも一方に失礼になってしまう
視聴者含めそれぞれの考えはそれぞれでいいね、臆する事なく今後もバイタリティを持って頑張ってほしい
今回の件ですが、Adoさんの言葉にはコラボした方への尊敬や愛を感じます。
きっと自分のみへの批判でしたら、彼女はスルーしたのではないでしょうか? 他人の為に怒り、自分の言葉できちんと発することが出来る彼女は素敵な人だと思います。
人としてもファンになりました。 そしてネットでの誹謗中傷が無くならない社会に悲しさと怒りしか感じません。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/50626dac37d44d336dc1765b6a136bb6c2eaaeff コメント欄より抜粋
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の件はX上で広がりを見せ、Adoさんのファンだけでなく多くの人の目に留まったのではないかと思います。
今回の経緯をまとめますと、
・Adoさん、吉乃さん、弱酸性さんの3人がコラボしたライブでの歌唱に対して、Adoさんのファンを名乗る人物がコラボ先のアーティストに対して誹謗中傷するような意図のポストを投稿した。
・そのポストに賛同する人達が現れ拡散しはじめたのを受け、Adoさんが今回のポストを投稿した。
距離の垣根を越えて様々な人が自由に意見や気持ちを発信できるのがネットの良い所ですが、匿名性を盾に人に攻撃的な言葉をぶつける人、自由の意味を曲げて何を言っても良いと思ってしまう人、そんな人もいるのだと思います。
今一度、画面の向こうにいるのは人間であり感情を持っているのだという事、一人の人間としてのモラルを考える事が必要だと考えさせられる一件だと感じました。
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